観葉植物を部屋に置くとおしゃれ以外にも効果があるって知ってる?
そうなの?観葉植物育てるの苦手で…部屋に置いてないの。
それはもったいない!育てやすい観葉植物もあるんだよ!
観葉植物を部屋に置くだけで、5つの良い効果があります。
どんな風に置いても部屋に馴染んでおしゃれに見せてくれる観葉植物ですが、見ているとなんとなく落ち着く…という方も多いはず。
観葉植物には、リラックス効果、空気清浄効果、風水的な効果、インテリア効果、育てる楽しみの5つの効果が体感できます。
しかし、すぐに枯らしてしまったり、虫がついてしまうなどの理由で、観葉植物を育てるのが苦手という方も中にはいらっしゃると思います。
本記事では、観葉植物を部屋に置くことの効果5つに加え、水やりが少なく、日陰でも育てやすい観葉植物などもご紹介していきます。
ぜひとも参考にしてみて下さいね。
観葉植物を部屋に置くことの効果5つ
おしゃれなのは何となくわかるけど、観葉植物は他にどんな効果があるの?
観葉植物の優れた効果については以下の5つとなっています。
■リラックス効果
■空気清浄、調湿効果
■風水的な効果
■インテリア効果
■成長の楽しみや喜びを感じられる
では1つずつ詳しくみてみましょう。
観葉植物によるリラックス効果
植物には「フィトンチッド」という植物自身が外敵から身を守るために発する物質があります。
その中の1つに「テルペン」という、植物や昆虫、菌類などの細菌から作られる生体物質があり、このテルペンに気を静める効果があるのです。
よく、森林浴で癒されたり気持ちが落ち着いたりする理由も、このフィトンチッドの中のテルペンによる効果のおかげということです。
また、観葉植物の緑色には以下の効果もあります。
これらの理由から、観葉植物にはストレスを緩和させたり眺めているだけで癒されたりと、心身共にリラックスできる効果があるということなのです。
観葉植物による空気清浄・調質効果
観葉植物は生きている植物なので、光合成により常に二酸化炭素を吸って酸素を吐いています。
そのため、観葉植物の周りは必然的にいつも新鮮な空気で満たされているのです。
これはフェイクグリーンにはない効果だね…!
観葉植物が部屋にあればあるほど、空気が清浄されてお部屋の空気がきれいになります。
また、観葉植物の葉は湿度の低い場所では蒸散するよう働き、逆に湿度の高い場所では余分な水分を吸い取る働きをしてくれます。
観葉植物にとっても人間にとってもお部屋を適度な湿度を保ってくれるのです。
加湿器などを使わなくても、観葉植物自ら自発的に調整してくれるなんて本当にありがたいですよね。
寝室などに大きめの観葉植物を置いておけば、寝ている間でも適度な湿度を保ってくれるのでより快眠になりそうです。
観葉植物による風水的な効果
風水は中国の晋の時代に発祥された環境哲学であり、天・地・人の「気」が調和されることを大切にしています。
天は時間のことを指していて、地は大地からのエネルギーを含んだ自然環境や空間のことを指します。
天の気、地の気に人の気が調和されることで、風水の効果が高まると言われているのです。
観葉植物は土に植えられていることで、自然エネルギーの恩恵を受けながら成長するために、風水においては大きな力を持っています。
陽の気をもたらすものや、陰の気と陽の気を調和してくれるもの、期待できる運気は植物の種類や葉の形、置く場所によっても異なります。
ただ単に何でも置けば良い!ってわけじゃないんだね。
観葉植物によるインテリア効果
観葉植物は部屋のインテリアとしてはもちろん、おしゃれなカフェや美容室、病院などの医療施設でも目の付くところに必ずと言っても良いほど置いてありますよね。
病院に飾っている観葉植物は、インテリアの効果というよりも、患者さんの癒しやリラックス効果を高めるために置いていることが多いかもしれませんが。
観葉植物の緑色は、どんな部屋や空間においても他のインテリアの邪魔になることがなく、でもあると目を惹き部屋全体を自然とグレードアップしてくれる優れものです。
部屋をおしゃれに見せたかったり、なんかここに置きたいな…と思ったら、小さめでも良いので何か1つ観葉植物をおいてみて下さい。
部屋の印象とともに気持ちもグッと上がりますよ。
観葉植物の成長や楽しみを感じられる
毎日見ていると変わりばえのないように感じるかもしれませんが、そのペースはゆっくりでも確実に成長を続けてくれる観葉植物。
特に新しい芽や葉、花が開く瞬間は、植物の生命力の強さを感じることができ、一段と愛おしく感じる方も多いのではないでしょうか。
自分以外のお世話はあまり得意ではない私は、以前は観葉植物を枯らしてしまいがちでした。
しかし、新芽の開く瞬間を初めて見て以降、観葉植物の生命力や成長の楽しみを知り、「自分が育てているんだ」ということがとても誇らしく感じるように。
以来、植物を枯らすことはなくなりました。
最近のマイブームは、あえて小さい観葉植物を100均などで安く購入し、時間をかけてゆっくり大きく育てることです。
初期投資も安く済み成長の伸びしろも大きいので、長く楽しみたいよという方へは本当におすすめです。
観葉植物を部屋に置くことの効果を感じる育てやすい植物
「観葉植物を飾りたいけど、家にいる時間が少なくて水やりなどのお世話ができるか不安…」
「部屋の日当たりが悪くて観葉植物が上手く育たないかも…」
など、観葉植物も生き物なので、部屋に迎え入れたとしてもきちんとお世話ができるか不安になりますよね。
そんな方のために、初心者でも育てやすい観葉植物についてご紹介していきます。
水やりの回数が少なくても育つ観葉植物
グリーンネックレス
原産国 | 南アフリカ |
科名・属名 | キク科・セネシオ属 |
耐寒性 | 強い |
耐陰性 | △(やわらかい日差しを好む) |
過湿性 | 弱い |
水やり | 春・秋→土の表面が乾いたら 夏・冬→夏は4,5日に1度、冬は月に1,2回 |
植え替え期 | 春(4~6月)秋(9~11月) |
ビーズのような丸い球体の葉が特徴的なグリーンネックレス。
砂漠地帯で育ったため乾燥した環境を好み、丸い葉に水分を蓄えることができます。
そのため水やりの頻度も少なくて良く、放置気味でもしっかりと育ってくれる観葉植物です。
チトセラン(サンセベリア)
原産国 | アフリカ/アジア(亜熱帯の乾燥地) |
科名・属名 | キジカクシ科・サンセベリア属(チトセラン属) |
耐寒性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
過湿性 | ✖(乾燥した環境を好む) |
水やり | 3月~10月は2週間に1回程度、土が乾きやすい時期でも2,3日に1度。冬は根腐れの原因となるので水やり不要 |
植え替え期 | 5月~9月 |
乾燥を好む植物で、水やりの頻度も少なくてOK。
育てやすい上に空気清浄効果が高いので、たくさんの人々から愛される観葉植物です。
耐陰性に強く、場所を選ばずに部屋の至るところへ飾れるのも嬉しいですね。
エアプランツ
原産国 | 中米から南米にかけての様々な地域 |
科名・属名 | パイナップル科・チランジア属 |
耐寒性 | △(10度を下回ると弱ってしまう品種もある) |
耐陰性 | 強い |
耐暑性 | △(レースカーテン越しの日差しなどを好む) |
水やり | 春~秋は霧吹きで週に3回ほど。冬は週に1回ほどの頻度。 |
パイナップル科ということもあり、パイナップルの葉のようなツンツンとした見た目が可愛らしいエアプランツ。
土を必要としないため植え替えなどの手間もなく、初心者にも育てやすい観葉植物です。
水やりの必要がないと思われがちのため、枯れてしまう原因で多いのは水不足だそう。
冬以外は週に3回ほど霧吹きでお水をあげるようにしましょう。
また、エアプランツは着生植物なので、流木やコルク、岩などへ着生させると成長も活性化し、丁寧に育てれば花を咲かせてくれる品種もあります。
着生させるものによって様々な姿形になり楽しめるので、自分だけのオリジナリティあふれる観葉植物としてさらに愛着が湧きそうですね。
十二の巻
原産国 | 南アフリカ |
科名・属名 | ユリ科・ハオルシア属 |
耐寒性 | やや強い |
耐陰性 | 判日陰を好む |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春~秋は2~3週間に1回。夏・冬は生育が鈍るため数か月に1度か断水。 |
白いしま模様に硬い葉を持つ十二の巻。「硬葉系」に分類される観葉植物です。
水やりの頻度も少なくずぼらさんでも育てやすい植物で、春~夏にかけてユリのような白い花を咲かせます。
ただ、ワタ虫やカイガラムシなどの病害虫がつくことがあるので、ピンセットなどで取り除いたり薬剤などを散布し殺虫・防虫に努める必要があります。
ポニーテール
原産国 | メキシコ |
科名・属名 | リュウゼツラン科・トックリラン属 |
耐寒性 | やや強い |
耐陰性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 乾燥気味に育てるのが良い。土が乾いたタイミングで与える。 |
細長く垂れさがる緑の葉が特徴のポニーテールは、その名の通り葉が馬のしっぽのように見えることが名前の由来の観葉植物です。
株元に水を蓄えられるようになっているので、水やりの頻度も少なく済みます。
また、耐寒性・耐陰性もあり、耐暑性・耐乾性にも強いので、観葉植物初心者さんでも育てやすい植物となっています。
大きく育てば10mにもなりますが、成長がゆっくりな植物なので、あまり大きくならないように管理しておけばお部屋の中でも楽しむことができます。
どんなお部屋にも馴染み、あまり手もかからないことから、近年人気の高まりつつある観葉植物です。
暗い場所でも育つ観葉植物
ポトス
原産国 | ソロモン諸島・東南アジア熱帯雨林地帯 |
科名・属名 | サトイモ科・エピプレムヌム属 |
耐寒性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春・秋は土が乾いたタイミング。夏はほぼ毎日。冬は土が乾いてから2~3日後。 |
ポトスはサトイモ科の植物で、成長につれツルが長く伸びていくのが特徴です。
原産は暖かい地域なので寒さには弱いですが、耐陰性があるので日が当たらない場所でも育てることができます。
熱帯雨林が原産地のため湿度も好み、水やりの頻度は高めとなります。
ポトスは種類が豊富で、葉に白色や黄色の斑点模様がある「マーブル・クイーン」「ゴールデンポトス」などは流通量が多く、比較的安い価格で手に入るため人気も高まっています。
ハンギングなどで飾れば、伸びていくツルの様子もよく見えますし、お部屋のおしゃれ度もグッとあがりますよ。
テーブルヤシ
原産国 | メキシコ・中南米 |
科名・属名 | ヤシ科・カマエドレア属 |
耐寒性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春・秋は土が乾いたタイミング。夏はほぼ毎日。冬は土が乾いてから2~3日後。 |
ヤシの木のミニバージョンのような見た目で、飾れば南国リゾート感を味わうことのできるテーブルヤシ。
耐陰性もあり場所を選ばず育てやすいですが、日光を好みます。
直接の強い日差しは葉焼けの原因にもなるので、レースカーテン越しの柔らかい日差しが差し込む場所に置くと良いでしょう。
最近は100均などでも購入することができるので、手軽に手に入りやすい観葉植物です。
モンステラ
原産国 | 熱帯アメリカ |
科名・属名 | サトイモ科・モンステラ属 |
耐寒性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春~秋は土が乾いたタイミング。冬は土が乾いてから2~3日後。 |
葉に切れ込みや穴が開いている特徴的な見た目のモンステラ。
葉も大きく部屋に置くととても存在感があり、目を惹きますよね。
ポトス同様サトイモ科の観葉植物で、耐陰性に優れているため、室内でも十分育ちます。
しかし、日光も好む植物なので、直射日光を避けレースカーテン越しの柔らかい日差しのさらすと、茎も丈夫になり良く育ちます。
大きな鉢入れに植え替えれば、乾燥にもやや強くなります。
フィロデンドロン
原産国 | 熱帯アメリカ |
科名・属名 | サトイモ科・フィロデンドロン属 |
耐寒性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
耐暑性 | 強いfい |
水やり | 春~秋は土が乾いたタイミング(水を好むため朝晩2回でも構わない)冬は土が乾いてから2~3日後。 |
大きなハート形で、表面がツヤツヤとした葉が特徴のフィロデンドロン。
こちらもサトイモ科の観葉植物で耐陰性に優れており、1年通して室内で楽しむことができます。
水が大好きなので、2日に1度ほど葉に霧吹きで水をあげるようにしましょう。病害虫の予防にもなります。
観葉植物を部屋に置く効果を知って穏やかなライフスタイルを
■観葉植物を置くことで、「リラックス効果」「空気清浄、調湿効果」「風水的な効果」「インテリア効果」「成長の楽しみを感じられる」などの効果を得ることができる
■乾燥に強い観葉植物を選ぶことで水やりの頻度が少なく、初心者やずぼらさんでも育てやすい
■サトイモ科の観葉植物は耐陰性に優れているので、日当たりの悪い部屋にもおすすめ
観葉植物を部屋に置く効果を知り、今すぐに部屋に置いてみたくなった方も多いのではないでしょうか。
また、あまり手はかからなくとも、水をあげたり日光浴をさせてあげたり、時には植え替えや剪定をしたりと、自分でお世話をしながら育てることで、自然と愛着もわいてくるものです。
観葉植物の成長は日々のちょっとした楽しみと幸せに変わります。
ぜひともご参考にいただければ幸いです。
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