こんにちは!ちりです!
わたしは子供の頃から泣き虫である自覚があるのですが
子供を産んで母親になってからはますます涙もろくなったように感じます。
皆さんも、年を重ねるごとに
涙もろくなったなと感じることはありませんか?
また、悲しいことがあった時や笑い過ぎた時など、
心を動かされることによって流れる涙もあれば、
玉ねぎを切った時やあくびをした時にも涙が流れますよね。
実は全て同じ涙のように見えて、
目から流れる涙には3種類あるのです!
今回は、涙の出る理由(種類)と泣くことによる効果についてお話していきます。
涙には良い効果がありすぎて、
おそらく皆さんびっくり仰天されると思いますよ…!
涙が出る理由は3つある
涙が出る場面は様々ですが、
目から同じように出ているのに実はそれぞれ涙の成分が異なるのです。
涙の役割には大きく分けて次の3種類があります。
・基礎分泌的な涙(目の機能を保護してくれるもの)
・反射的な涙(外部からの刺激によるもの)
・情動的な涙(心を動かされることによって流れるもの)
それぞれどんな時に流れるものなのでしょう?
詳しく説明していきますね。
基礎分泌的な涙
基礎分泌的な涙は頬を伝って流れるということではありませんが、
常に眼球を潤わせ、目の機能を保護する役割をもっています。
涙には栄養があるため、
涙の分泌が低下すると目の機能に影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
涙の分泌が低下してしまうのは、主に以下のことが原因となります。
・パソコン作業やスマートフォンのスクリーンタイム増幅による瞬きの減少
・過度なストレスや自律神経失調症
・乾燥した環境
・眼精疲労
特に最近はYouTubeやTikTokなどの動画配信サービスを、
パソコンやスマートフォンでついつい長時間見続けてしまうという方も
多いのではないでしょうか。
「ゲームのやりすぎは目が悪くなるからダメ!」
なんて小さいころよく言われましたが、
あながち間違いではないんですね~。
反射的な涙
これは外部からの刺激によって、思わず流れ出てしまう類の涙です。目にホコリやゴミが入った時や玉ねぎを切っている時などに多いですよね。
わたしはてっきり、玉ねぎを切っている時に涙が出るのは、鼻から何かが入ってそのせいで出るものだと思っていたのですが、どうやら違うようです。
玉ねぎを切ると、スルフェン酸という物質と酵素が反応し硫化物質が作られます。それが空気中に放出され、目の中に入ってくると硫酸化合物というものになり、眼球を焼いてしまうのです。
そこへ涙が分泌することにより、眼球が焼けてしまうのを防いでくれているので、玉ねぎを切ると涙が出るという仕組みとなります。
目が焼けるって怖いですね…涙さんありがとうです。。
ゴミやホコリが入った時も、涙で眼球を洗い流して綺麗にしてくれているのです。涙って大事…!
情動的な涙
情動的な涙とは、悲しい時や笑い過ぎた時など、感情が高ぶり心が動かされた時に出る涙です。涙が出る理由としては、この涙が1番多いのではないでしょうか。
よく、「泣くとすっきりするよ」や「涙にはストレスが含まれている」など言われますが、全て本当のことなんです!
反射的な涙の成分は95%が水分ですが、情動的な涙にはプロラクチンというタンパク質が含まれています。
プロラクチンとは睡眠開始直後から朝方に向かって増大し分泌されるもので、ストレス耐性の増加や母乳の分泌促進、身体の修復などに作用するものです。
この涙に含まれるプロラクチンがコルチゾール(別名:ストレスホルモン)を低下させ、涙を流すことでストレスを体から追い出しているということになります。
また、痛みを取り除く効果もあるそうなので、特に子供は転んだりしてケガをした時に、泣いて涙を流すことで無意識のうちに痛みを緩和しようとしているのですね。
泣くとすっきりするのは気のせいではなかったみたい!すっきりしたい時はどんどん泣こう!
泣くことによる効果
涙の種類や成分を知った上で、泣くことで心身にもたらす良い効果はたくさんあります!
これらについても少しご説明させて頂きますね!
心のデトックス効果
これは先述にもありますが、涙がストレスホルモンを流してくれるため心がデトックスされるというものです。
ストレスは心臓発作のリスクを高めたり、脳に損傷をきたすことで起こる様々な疾病の原因にもなります。
そのリスクを回避するためにも、しっかり泣いてストレス涙と共に排出しましょう!
リラックス作用がある
リラックスしている状態とは、副交感神経が優位な状態にあることです。副交感神経が活性化すると血管が広がり、脳の血流が良くなるため、身体がリラックスした状態になるのです。
また、通常は眠ることで副交感神経へ切り替わるのですが、眠ること以外では泣くことが唯一副交感神経へ切り替わる方法だとされています。
そのため、涙を流すことは睡眠と同等のリラックス効果が得られるというわけです。
安眠効果
涙には脳内のセロトニンを増やす効果があることがわかっています。
セロトニンが増えることで脳内が活発に動き、精神を安定させたり、安心感や頭の直観力が上がるなどの効果が期待できます。
寝る前に泣くことで脳内のセロトニンが増え、よく熟睡でき朝の目覚めもすっきりするのです。
涙以外にも、日光を浴びることで脳内のセロトニンを増やす効果があるようです!
痛みの緩和
こちらも先述の通り、涙が出ることによって痛みが緩和するというものです。
涙の中には苦痛を和らげる、エンドルフィンという鎮静作用のあるホルモンが含まれているためです。
なので、痛みを感じる時や苦しい時などは少しでも和らげようと自然と涙が出るものなのですね。
目の疲労を取り除く自然治癒力の向上
自分の涙は、目にダメージを受けたり目が疲弊してしまった時にリカバーしてくれる、自然治癒力の賜物です。
涙はたくさんの栄養を含んでおり、優れた免疫作用を有しているため、自分の目を涙で潤わせることで自然治癒を促進してくれるのです。
涙は自分の目にとって最良の目薬となります。目が疲れた時には涙の力を借りて、たくさん涙を流して自然治癒しましょう。
もうすごすぎる涙の効果…泣いてすっきり&健康になるなんて、もう毎日泣くしかないですね!!
まとめ
■涙には、基礎分泌的な涙、反射的な涙、情動的な涙の3種類あり、それぞれ出る理由が異なる
■涙には、心のデトックス効果・リラックス作用・安眠効果・痛みの緩和・目の疲労を取り除く自然治癒力の向上などの効果があるため、泣くことは健康にとても良い
いかがでしたでしょうか。泣くことによって出る涙には、こんなにも心身ともに良い効果がたくさんあるなんて驚きですよね!
涙…あなどれず…!今日から皆さんもどんどん泣いてどんどんすっきり&健康になっちゃいましょう。
涙がまたたくさんの笑顔を生み出しますように^^
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